読書生活

『シリアの秘密図書館』

シリアの秘密図書館 (瓦礫から取り出した本で図書館を作った人々) 作者:デルフィーヌ・ミヌーイ 発売日: 2018/02/28 メディア: 単行本 『シリアの秘密図書館 瓦礫から取り出した本で図書館を作った人々』 デルフィーヌ・ミヌーイ著 藤田真利子訳 (東京創元社…

『石原吉郎 シベリア抑留詩人の生と詩』 細見和之著

石原吉郎 - シベリア抑留詩人の生と詩 作者:細見 和之 発売日: 2015/08/24 メディア: 単行本 図書館の本棚でなにげなくとった本。 石原吉郎の名は知っていたけど、詩も人生もよく知らなかった。 本人の作品より先に伝記を読んで予習みたいなものであるが、細…

礒崎純一『龍彦親王航海記』

龍彦親王航海記:澁澤龍彦伝 作者:礒崎 純一 発売日: 2019/10/31 メディア: 単行本 『龍彦親王航海記』 礒崎純一著 (白水社) 澁澤龍彦の伝記である。わたしも若い頃好きだった。『ねむり姫』や『高丘親王航海記』等は日本文学の中では気に入った作品で、いま…

斎藤環・與那覇潤『心を病んだらいけないの?』

心を病んだらいけないの?: うつ病社会の処方箋 (新潮選書) 作者:斎藤 環,與那覇 潤 発売日: 2020/05/27 メディア: 単行本(ソフトカバー) 『心を病んだらいけないの? うつ病社会の処方箋』斎藤環・與那覇潤 (新潮社) わかりやすい本だ。わかりやすくもっと…

ハン・ガン著『少年が来る』

少年が来る (新しい韓国の文学) 作者:ガン, ハン 発売日: 2016/10/27 メディア: 単行本 ハン・ガン著『少年が来る』。ひさしぶりに図書館へ行き、この本を借りてきた。ハン・ガンの『すべての白いものたち』を読んで、詩のように素敵だなと思ったので、この…

藤原てい『流れる星は生きている』

流れる星は生きている (中公文庫) 作者:藤原 てい 発売日: 2002/07/25 メディア: 文庫 『流れる星は生きている』 藤原てい 昭和24年5月刊 日比谷出版社 昭和51年2月刊 中公文庫 8月15日の敗戦の日あたりにNHKラジオで放送する恒例の高橋源一郎が戦争関連の本…

齋藤陽道『異なり記念日』

異なり記念日 (シリーズ ケアをひらく) 作者:齋藤陽道 発売日: 2018/07/23 メディア: 単行本 『異なり記念日』 齋藤陽道 (医学書院 シリーズケアをひらく) 『暮らしの手帖』で齋藤陽道さんの名は、連載エッセイを読んでいるので知っていました。 聴覚障害を…

安田浩一『団地と移民』

団地と移民 課題最先端「空間」の闘い (角川書店単行本) 作者:安田 浩一 発売日: 2019/03/23 メディア: Kindle版 『団地と移民』 安田浩一 2019年 (株式会社KADOKAWA) 団地に住みたいと思っている。 公団住宅にいま外国人が多く住んでいる。問題にしているの…

アマルティア・セン著『アイデンティティと暴力 運命は幻想である』

アイデンティティと暴力: 運命は幻想である 作者:アマルティア・セン 発売日: 2011/07/09 メディア: 単行本 『アイデンティティと暴力 運命は幻想である』 アマルティア・セン著 2011年 (勁草書房) P7~8「まえがき」より 党派間であおられた憎悪が野火のよ…

加藤直樹著『九月、東京の路上で』

九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響 作者:加藤 直樹 発売日: 2014/03/11 メディア: 単行本(ソフトカバー) 『九月、東京の路上で』 加藤直樹著 (ころから) 2014年 9月1日は関東大震災が発生した日であり、今は防災の日になっている。 …

イーユン・リー『千年の祈り』

千年の祈り (新潮クレスト・ブックス) 作者:イーユン リー 発売日: 2007/07/31 メディア: 単行本 1972年北京生まれの作家がアメリカに住み、英語で中国の物語を書く。 若い人が書いた文章とは思えない。自分を離れ中国の歴史とそれにあわせて生きてきた中国…

黒川創『鶴見俊輔伝』

鶴見俊輔伝 作者:創, 黒川 発売日: 2018/11/30 メディア: 単行本 『鶴見俊輔伝』 黒川創 (新潮社) 2018年 2015年7月20日、鶴見俊輔が亡くなる。 昨日1日かかって読む。腰が痛くなる。 リリアン・ヘルマンの話も出てくる。 高校生か中学生だったのか、映画『…

巣内尚子『奴隷労働 ベトナム人技能実習生の実態』

奴隷労働―ベトナム人技能実習生の実態 作者:巣内 尚子 発売日: 2019/03/20 メディア: 単行本 『奴隷労働 -ベトナム人技能実習生の実態』 巣内尚子著 (花伝社) 日本人が怖くなる。恥ずかしくもある。アジアから技能実習などという言葉でごまかして日本の基幹…

カレン・ヘス『リフカの旅』

リフカの旅 作者:カレン・ヘス 発売日: 2015/02/28 メディア: 単行本 『リフカの旅』 カレン・ヘス著 / 伊藤比呂美・西更 訳 カレン・ヘス著で伊藤比呂美が訳した『ビリー・ジョーの大地』を昔々読んで面白かったから、この本も読んでみた。 「アメリカに渡…

伊藤比呂美『ウマし』

ウマし (単行本) 作者:伊藤 比呂美 発売日: 2018/03/20 メディア: 単行本 『ウマし』 伊藤比呂美 (中央公論社 2018) 食べ物エッセイ。一番好きなのは卵かけご飯。でも、アメリカの卵を生で食べる勇気はないな。 伊藤比呂美の『良いおっぱい 悪いおっぱい』か…

ハン・ガン著『菜食主義者』

菜食主義者 (新しい韓国の文学 1) 作者:ハン・ガン 発売日: 2011/06/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) 『菜食主義者』 ハン・ガン著 / きむ・ふな訳 (クオン) 『すべての、白いものたちの』から2冊目のハン・ガン。 https://blog.hatena.ne.jp/meme2008/…

村上春樹『もし僕のことばがウィスキーであったなら』

もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫) 作者:春樹, 村上 発売日: 2002/10/30 メディア: 文庫 さいきん、ウィスキー好きになっている。 2年前のクリスマスに長男がボルモアをくれた。これが美味しかった。それから、ウィスキーが好きになった…

しまおまほ著『まほちゃんの家』

まほちゃんの家 作者:しまお まほ 発売日: 2007/02/16 メディア: 単行本 『まほちゃんの家』 しまおまほ著 2007年 (WAVE出版) 島尾敏雄とミホの孫である。父は島尾敏雄とミホの長男、写真家の島尾伸三。母は、写真家の潮田登久子。しまおまほは、漫画家であ…

梯久美子の『狂うひと』他

狂うひと :「死の棘」の妻・島尾ミホ (新潮文庫) 作者:久美子, 梯 発売日: 2019/08/28 メディア: 文庫 この本を前から読みたいと思って忘れてしまったけれど、夫が吉増剛造著『剥きだしの野の花』を読んでいて、食卓のテーブルに置いてあるのをパラパラ見た…

『仏教、本当の教え インド、中国、日本の理解と誤解』   植木雅俊著 (中公新書)

『仏教、本当の教え インド、中国、日本の理解と誤解』 植木雅俊著 (中公新書)を読んでみる。はじめの方から抜粋してみる。 P12 そこで筆者は、バッタチャリャ博士に「タゴールは、仏教のどういうところに現代的な意義を見出していたか」という質問をした。 …

手塚治虫『ブッダ』『アドルフに告ぐ』『火の鳥』

わたしは、 手塚治虫のアニメで育った世代である。『鉄腕アトム』はあまりおぼえていないが、『リボンの騎士』や『ジャングル大帝』は覚えている。特に好きだったのは『不思議なメルモ』だった。メルモが大人にも赤ちゃんにもなれる不思議な薬(ミラクル・キ…

樋口直美『誤作動する脳』

誤作動する脳 (シリーズ ケアをひらく) 作者:樋口 直美 発売日: 2020/03/02 メディア: 単行本 『誤作動する脳』 樋口直美 2020年 (医学書院) 医学書院の「シリーズケアをひらく」は何冊も持っている。一応わたしも専門職の端くれなので、とても勉強になる…

長谷川和夫『ボクはやっとことがわかった』

ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言 作者:長谷川 和夫,猪熊 律子 発売日: 2019/12/27 メディア: 単行本 『ボクはやっと認知症のことがわかった』 長谷川和夫医師 / 猪熊律子(読売新聞編集委員) 2019年 …

織田朝日『となりの難民』

となりの難民――日本が認めない99%の人たちのSOS 作者:織田 朝日 発売日: 2019/11/01 メディア: 単行本 『となりの難民 日本が認めない99%の人たち』 織田朝日 2019年 (旬報者) 入管の収容について疑問におもって読んでみた。 わたしがニュースなどで入管を…

ノーム・チョムスキー『誰が世界を支配しているのか?』

新型コロナウィルスを抑え込むために、緊急事態宣言が全都道府県に拡大されました。 旅に出たいところですが、家で過ごす日々です。 オタクなので家で過ごすのに退屈はありません。 3月からずいぶんと映画を観て、本を読みました。 記憶に残っているのを、そ…

東日本大震災に関係する本を2冊。『想像ラジオ』と『半減期を祝って』

地元の図書館に行って『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が借りられて小躍りして、まだ時間があるので本棚を見てまわり、前から読みたいなと思っていた本2冊が目に入ってきて借りる。ここは被災地ではないけれど、被災地に近いから震災関係の本…

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 ブレイディみかこ著

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 作者:ブレイディ みかこ 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2019/06/21 メディア: 単行本 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』 ブレイディみかこ著 (新潮社) 売れている本です。本屋では平台に山積み…

和歌森太郎著『山伏』

山伏 入峰・修行・呪法 [復刻版] (中公新書) 作者:和歌森太郎 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2013/11/08 メディア: Kindle版 『山伏 入峰・修行・呪法』 和歌森太郎著 (中公新書) 「延年の舞い」のルーツがわかった。昔の本だけれど読みやすい。図…

荒井優太著『これからのエリック・ホッファーのために』

これからのエリック・ホッファーのために 在野研究者の生と心得 作者:荒木優太 出版社/メーカー: 東京書籍 発売日: 2016/04/08 メディア: Kindle版 『これからのエリック・ホッファーのために - 在野研究者の生と心得』 荒木優太著 2016年 (東京書籍) 帯の…

ルシア・ベルリン著『掃除婦のための手引書』

掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集 作者:ルシア・ベルリン 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2019/07/10 メディア: 単行本 書評もたくさん出ているし、評判良いし、短編なので、お正月に読むのにいいと思って買ったら、良い作家だった。小説を…