胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

ジャン・ジュネ『シャティーラの4時間』

 

シャティーラの四時間

シャティーラの四時間

 

 「1982年9月、西ベイルートの難民キャンプで起きた凄惨なパレスチナ人虐殺。本書は、最初のヨーロッパ人として現場に足を踏み入れたジャン・ジュネによる事件告発のルポルタージュであると同時に、パレスチナの戦士たちとの交わりを通して幻視された美と愛と死が屹立する豊穣な文学作品でもある。」(帯の文より)

 

 虐殺のルポルタージュと思って読んでみた。パレスチナ、アラブの国々のことを知らない。そして、ジャン・ジュネという存在を知った。