胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

『パーソナル・ソング』

 

パーソナル・ソング [DVD]

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 病院のような高齢者施設。無気力で自分の中に閉じこもった認知症患者さんたちにipotで、その人の好きな音楽を聞いてもらう。ただそれだけで、覚醒してしっかり会話する人、過去の記憶がよみがえる人、からだをゆらして拍子をとる人、踊りだす人がいる。

わたしたちにビートがなかったんだ!

音楽を個人的に楽しむという治療がなかなか叶わない施設という砦はなんなのだろう。精神科病院と同じ、薬漬けにしてぼんやりさせている。自分の物はあまり持ちこめない。家族がipotに音楽を入れてもってきることも思いつかない。認知症はのひとはなにもわからなくなっているからだと思っているから。それにすべて施設に任せている。

わたしは施設に入るお金もないので、好きな本と映画を楽しめる生活をつづけていきたい。認知症になってかたっぱしから忘れても好きな行動は忘れないのではないだろうか。

今のうちから自分のお気に入りの曲を集めておこうかなと思った。