胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

待ち時間に読んだ本2冊『急に具合が悪くなる』『在宅無限大』

 

『急に具合悪くなる』宮野真生子・磯野真穂著 (晶文社) 2019年9月

 

急に具合悪くなったので、タイトルに惹かれて買った。出たばかりの本をすぐに買うなんて珍しいかもしれない。でも、最初にいろいろな意味で躓いてしまった。著者はふたりとも野球ファン。わたしは野球が嫌いである。野球という宗教を信じていない。

そして、P102まで読み進めて

駅や路上で、傍若無人な人を見たり、姑息なことをやっている人を見たりすると、「宮野と代われ!」としばしば怒っていることを私は認めないといけません。

 を読んで、嫌な気持ちがしてしまいました。この著者は命に選別があるのだろうか。高尚な命とダメな命があるのだろうかと、そこらへんで読むのをやめました。

 そして今日努力して読んでみました。「人類学者」「哲学者」といちいち出てくるのがうざいです。それしかアイデンティティがないのかしら。吉本隆明石牟礼道子が自分のことを哲学者や詩人としてと書くのは、あまり見かけないような気がします。肩書ばっかりが出てきて、宮野真生子の本当の姿が見えなかった。それが残念です。それは磯野真穂の直球勝負のせいかもしれません。

 絶賛されている本なので、批判するのは控えないといけないかもしれないです。また、ゆっくり読むといいかもしれません。でも、宮野真生子の最後の本が惜しい気がします。合掌。

 

 

 在宅で看取りっていうのは、田舎では難しいのかもしれない。訪問看護も訪問診療も少ないか無い。訪問距離が遠すぎるからヘルパーさんもむずかしい。家族と住んでいても、みんな勤め人している。それで、すぐ入院させたがる。でも、わたしは年金ないから施設には入れないので、在宅で頑張らないといけないな。