胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

イーユン・リー『千年の祈り』

 

千年の祈り (新潮クレスト・ブックス)

千年の祈り (新潮クレスト・ブックス)

 

『千年の祈り』 イーユン・リー著  篠森ゆりこ訳 (新潮社) 2007年

 

 1972年北京生まれの作家がアメリカに住み、英語で中国の物語を書く。

若い人が書いた文章とは思えない。自分を離れ中国の歴史とそれにあわせて生きてきた中国の庶民の姿が生きている。大きい時間の中に小さな人間の営みと祈りが書かれていると思った。