映画『激動の昭和史 軍閥』
『激動の昭和史 軍閥』 1970年
監督:堀川弘道
主演:小林桂樹
二・二六事件から太平洋戦争に向かう日本の政治家たちの動きをみせる。
脇役で出てくる有名人に大物俳優をあてて楽しめる要素もある。加山雄三の新聞記者が若々しくていい。
でも、戦争をとめる機会がいくつもあった。アメリカと戦争をしたくない人たちもいた。いちばん間違ったのは誰だったかがわかる映画だ。戦争もとめられた人がいた。大きな犠牲を払い過ぎた。国民だけでなくアジア各国に迷惑をかけた。軍人はなんで偉そうになってしまうのだろう。ただ、敗戦になっても中枢にいた人たちは生きていたわけだ。その亡霊が現代ではうようよいて、また間違った道に進まないことを祈るしかない。どうぞ、人々を苦しめる政治でありませんように。