胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

ヴァン・ゴッホ 最後の70日

ヴァン・ゴッホ [DVD]

ヴァン・ゴッホ [DVD]

 長い映画だった。テーブルでパソコンをしている息子とおしゃべりしながら観ていた。ひとつひとつのシーンが丁寧で長い。「早く話を進めて」と思ってしまう。最後に情婦たちと踊るダンスホールのシーンでは、最後の行進が気持ちが良かった。ダンスホールで眠ってしまい「アンリ」と呼ばれていたのは、マチス? 「芸術家の不幸にはうんざりだ」というセリフがあったけれど、ちょっとそれを感じてしまう映画だった。
 印象的なのは、テオの妻の湯浴みシーンや手を洗うときに出てくる水差し。大きな陶器の水差しは、実用的な日常品だったことがよくわかった。また、手をふく布やシーツは白いリネン。綿タオルではないリネンなんだな、フランスは。気持ちよさそうだな、とそんなところに感心をしていた。