胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

村松圭一郎『くらしのアナキズム』

くらしのアナキズム 作者:松村 圭一郎 ミシマ社 Amazon 「アナキズム」というと、無政府主義で国を転覆する、というイメージ。政府は無政府主義者たちを怖がって、大杉栄と伊藤野枝を虐殺した。共産主義よりわけわからないから、怖がったのだろうか。 資本主…

クリント・イーストウッド監督映画3本

運び屋(字幕版) クリント・イーストウッド Amazon クリント・イーストウッドの映画を観てきませんでした。評判は聞いていましたが、昔々みた映画の印象が悪かったせいでしょうか。仕事の打ち合わせで、この映画が良かったという話を聞いて、みてみました。た…

米原万里『噓つきアーニャの真っ赤な真実』

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫) 作者:米原 万里 KADOKAWA Amazon 『噓つきアーニャの真っ赤な真実』 米原万里著 (角川文庫) 先週は忙しかった。調べたいこともあって1泊2日で弘前へ行った。 日帰りでもよかったのだが、調べたら良い感じのホテルが…

『片手袋研究入門』 石井公二著

片手袋研究入門 小さな落としものから読み解く都市と人 作者:石井 公二 実業之日本社 Amazon 片手袋。わたしも気になっていた。道路によく落ちている軍手。なぜ、軍手が落ちているんだ。トラックなどの作業のため置きっぱなしになった? ガソリンを入れてい…

映画『ホビット』

つい、『ホビット』3部作をみてしまった。息子たちとみていたはずだが、内容を忘れていた。 今回違うところは、わたしがビルボ・バキンズ演じるマーティン・フリーマンを俳優としてなじんでいる点だ。最初『ホビット』を見たときは、なんだかパッとしないお…

キム・ジヘ著『差別はたいてい悪意のない人がする』

差別はたいてい悪意のない人がする: 見えない排除に気づくための10章 作者:キム ジヘ 大月書店 Amazon 『差別はたいてい悪意のない人がする』 キム・ジヘ著 (大月書店 2021) 差別にする人たちは悪意がない。だってそれが当然なのだから仕方がない。正義は我…

ニキータ・ミハルコフ監督『戦火のナージャ』『遥かなる勝利へ』

戦火のナージャ(字幕版) ニキータ・ミハルコフ Amazon 遥かなる勝利へ ニキータ・ミハルコフ Amazon 『戦火のナージャ』(2010年)、『遥かなる勝利へ』(2011年)のロシア映画。ニキータ・ミハルコフ監督・主演である。ナージャ役は、監督の娘のナージャ・ミ…

映画『男と女 人生最良の日々』

男と女 人生最良の日々(字幕版) アヌーク・エーメ Amazon 元旦に観た映画は『男と女 人生最良の日々』。監督は、クロード・ルルーシュ。 1966年公開の『男と女』の主人公2人の老いてからの交流を描く。大きな悲しみもなく苦も無く観られる。ほのぼのとはし…