胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

むくげ

日帰りで山の家へ。最近良く帰っている。今日は、神子田の朝市でむくげの苗を買って植えた。やはり田舎の家には、むくげが必要だと前から思っていたのだ。 今日の仕事は、夫がまとめた胡桃の枝を家の土間に運んだ。これは冬用の焚き付けである。私が植えた木…

すいか

木皿泉 ---物語る夫婦の脚本と小説 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/04/09メディア: ムックこの商品を含むブログ (13件) を見る 何気なく、本屋で買った『木皿泉』特集。読んでみると、『すいか』を観ないわけにはいき…

アレクセイの泉

本橋誠一監督の『アレクセイの泉』を観た。舞台となるのは、チェルノブイリの爆発事故で被災した小さな村ブジシチェ。ほとんどの人が村から避難したが、55人のお年寄りとアレクセイという青年が村に残り、場事故前と同じように生活している。でも、同じでは…

郗 万里絵(すずき まりえ)展

この作家の絵が恐いという言葉がありますが、私にはたくましい痛快さがある絵です。喜びも悲しみも身体一つに深く受け止める。薄っぺらな苦しみではありません。そして、いざとなれば男たちを食い殺すでしょう。私の体の苦しみは、あなたのものでもあります…

アントニオアントニオ・ロペス

岩手県立美術館に「アントニオ・ロペス展」を観てきました。 ロペスがどんな画家かは知りませんでした。先日、日曜美術館で特集していたのですが、私の中では『マルメロの陽光』の画家です。20年近く前にBSか何かで見たのです。その時、自分のやるべき仕事…

瀧口修造のシュルレアリスム

東和町の萬鉄五郎記念美術館の企画展。8月に観に行きました。この連休に観に行く友人に「どうだった?」と聞かれたので、「懐かしかった」と言った。昨日、その友人にあったら、「ほんと、懐かしかったわ」とのこと。2人ともそういう年代なんです。 実家に…

ビル・カニンガム&ニューヨーク

憧れるのは、ビルのファッション。私も制服のように毎日同じものを着たい。少しの遊び心を入れるけれど、あまり毎日考えたくないし、たくさんの服を持っていたくない。

新訳 茶の本

新訳 茶の本 (明石選書)作者: 岡倉覺三,木下長宏出版社/メーカー: 明石書店発売日: 2013/05/31メディア: 単行本この商品を含むブログを見る 松本清張の『岡倉天心』を読んだので、彼の代表作を手に取りました。岡倉天心は英語でこの本を書いたので、訳されて…

故郷よ

放射能は見えない。血が流れる訳ではない。 少し離れた場所に住む人々には人ごとになってしまう。 この恐ろしさに想像力が停止する。 もうすでに私たちは、放射能の中で暮らしている。 チェルノブイリ、福島と2度起こることは、3度目だってある。人ごとでは…

キンコンカン戦争

キンコンカンせんそう (講談社の翻訳絵本)作者: ジャンニ・ロダーリ,ペフ,アーサー・ビナード出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/08/07メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「戦争が勃発する」というのは嘘である。戦争はいつでも仕組まれていて、…

ここが家だ

ここが家だ ベン・シャーンの第五福竜丸作者: アーサー・ビナード,ベン・シャーン出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/09/26メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 186回この商品を含むブログ (41件) を見るずっと欲しいと思っていた本です。日比谷公会堂で…

泥沼はどこだ

泥沼はどこだ―言葉を疑い、言葉でたたかう作者: 小森陽一,アーサービナード出版社/メーカー: かもがわ出版発売日: 2012/02/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る 8月25日(日)の母親大会分科会の日比谷公会堂で、小森陽一氏、…