胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

アート

アイ・ウェイウェイは謝らない

アイ・ウェイウェイは謝らない [DVD] 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 発売日: 2014/05/30 メディア: DVD この商品を含むブログ (2件) を見る 素敵な映画だ。アイ・ウェイウェイに誰もが惚れこんでしまうのがわかる。映画のラストでは当局に拘束されて…

長谷川潾二郎

あるブックカフェに置いてあった、長谷川潾二郎の画文集『静かな奇譚』を手に取った。 この猫の作者だ。 この猫の絵は、見たことがある。 本物ではないけれど、知っている。 テレビがあった頃に日曜美術館で見たのかもしれない。 日曜美術館は、たいてい家事…

高垣リミ 「東と西の間」展

彫刻家の高垣リミさんの「東と西の間」展に行った。久しぶりに良いものに出会った感じを受けた。インスパイアされる感じ。何かを作りたくなる。 漆を漉す時の綿を使った作品である。ポスターを見たときは絵かと思ったが、立体の山羊さん達が並んでいる。山羊…

三沢厚彦 ANIMALS 2014

お彼岸の秋日和。予定では、お萩を作って山の家へ出かけるつもりだったが、マンションで家事をすることにした。衣替えもしなくてはいけない。最近、朝は寒くてセーターが欲しくなるくらいだから。お布団も干したい。 先日、秋田のTさんが話していた。会社を…

郗 万里絵(すずき まりえ)展

この作家の絵が恐いという言葉がありますが、私にはたくましい痛快さがある絵です。喜びも悲しみも身体一つに深く受け止める。薄っぺらな苦しみではありません。そして、いざとなれば男たちを食い殺すでしょう。私の体の苦しみは、あなたのものでもあります…

アントニオアントニオ・ロペス

岩手県立美術館に「アントニオ・ロペス展」を観てきました。 ロペスがどんな画家かは知りませんでした。先日、日曜美術館で特集していたのですが、私の中では『マルメロの陽光』の画家です。20年近く前にBSか何かで見たのです。その時、自分のやるべき仕事…

瀧口修造のシュルレアリスム

東和町の萬鉄五郎記念美術館の企画展。8月に観に行きました。この連休に観に行く友人に「どうだった?」と聞かれたので、「懐かしかった」と言った。昨日、その友人にあったら、「ほんと、懐かしかったわ」とのこと。2人ともそういう年代なんです。 実家に…

ブラティスラヴァ世界絵本原画展

千葉まで行って、引越しの手伝いだけではつまらないので、家に帰る前に展覧会に行きました。スロヴァキア共和国で2年ごとに開催される絵本の原画展の受賞作品を中心に展示したものです。よく知らずに行ったので、それぞれの絵本の色の美しさに圧倒されます。…

草間弥生

写真は、千葉そごうでのディスプレイ。昨夜、NHKスペシャルで草間弥生が出ていました。82歳の情熱と40年間の精神科入院。生きるための仕事を持っているってうらやましいと思いました。

オランダを諦めて、ベルリンへ行く

用があって東京へ行きました。 混雑覚悟で、オランダの「マウリッツハイス美術館展」を観に行こうと上野駅で降りましたが、駅構内のチケット売り場で長蛇の列。一度列に並んだものの、「チケットを買っても、入場は70分待ち」というので、諦めました。西洋美…

アール・ブリュット・ジャポネ展

岩手県立美術館の開催中の「アール・ブリュット・ジャポネ展」へ行って来る。去年パリで開催された展覧会の凱旋企画。展示場に入ってすぐ萩野トヨの作品に惹きつけられる。好きな藍色の布に糸で縫いながら描く。うらやましくなる温かい世界がある。50歳から…