胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

オランダを諦めて、ベルリンへ行く

 用があって東京へ行きました。
 混雑覚悟で、オランダの「マウリッツハイス美術館展」を観に行こうと上野駅で降りましたが、駅構内のチケット売り場で長蛇の列。一度列に並んだものの、「チケットを買っても、入場は70分待ち」というので、諦めました。西洋美術館で開催されている「ベルリン国立美術館展」は、「待ち時間ありません」ということで、そちらへ行くことにしました。

 ベルリンは、待ち時間はありませんが混んでいました。特に、フェルメールレンブランドの前は人の壁で一部しか観えません。素描の部屋は空いていて、ゆっくり観れました。素描から、はるか昔の画家たちが絵を描くことに努力してきた時間が伝わり、重みがずっしりでした。
 ベルリンのあとは、常設展へ。常設展はゆったり鑑賞できます。久しぶりに西洋美術史を勉強したような。忘れられていた言葉も思い出されます。「メメントモリ」。
 西洋美術館は、小学生のときに母に「セザンヌ展」に連れて来てもらってから、何度も通った場所です。しかし、あまりに久しぶりなので、ロダンの彫刻が懐かしく、立ち去りがたくて、うろうろしていました。

 それにしても、上野公園は平日なのに混んでいました。なんだかよく来ていたなと思いながら歩いていると、国立博物館が目に入り、仕事で来ていたことを思い出しました。そして、鶯亭でよく甘いものを食べていたのです。今回は混んでいて入れませんでした。