胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

郗 万里絵(すずき まりえ)展

 この作家の絵が恐いという言葉がありますが、私にはたくましい痛快さがある絵です。喜びも悲しみも身体一つに深く受け止める。薄っぺらな苦しみではありません。そして、いざとなれば男たちを食い殺すでしょう。私の体の苦しみは、あなたのものでもあります。でも、女たちは食べて、産んで肥えていきましょう。この世の不条理を飲み込みながら。