胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)

2015年4月公開
監督 アレハンドロ・G・イニャリトゥ

よくわからなかった。ドラムの効果音、楽屋の長い廊下。こちらが迷路に入り込むような不安やイライラを感じさせる。主人公の焦燥感の表れなのだろうか。ユーモアもあり、スマホ世代の娘と父のやりとりはごくフツーのものだし、劇評論家って今でも影響力あるんだと感心したり、内容を考えれば、奇抜ではないのに、映像と音楽でひきこまれる。自分の仕事柄、主人公は妄想型統合失調症なのではと思ってしまうが、一度スターの味を味わった者しかわからない悲哀なのか。