ごろごろ映画
年末、映画ばかり見て編物をしていました。
観た映画のメモ。
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昔、何度か見たけど、見ごたえのある「ザ・映画」。
アル・パチーノが素敵だったと軽く驚く。
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映画を観始めたら、観たことあったと気が付く。
トムが気になる。これからどうなるのだろうか。
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part3は観ていなかった。
トムが出ていない!
映画の評を読んでいなかった。
後でネットで確認すると、トム役のロバート・ディバルが出演料で折り合いがつかずに出演しなかったと書かれていた。その為に、脚本を大幅に書きかえたそうだ。
バチカンにいる聖職者を目指す若者をマイケルが「うちの弁護士の息子だ」と紹介する場面が最初に出てくる。私は、トムの子なら聖職者を目指すのはわかるなと思い、トムがいつ出てくるのか待った。黒幕がトムだとも思ってしまった。
でも、トムはいなかった。
あの聖職者を目指す若者は、2度も出てくるけど、何もストーリーと関わりないじゃないの。無駄のような気がする。
この作品は、若手俳優が良くないとか、色々書かれていたよう。
たしかに、ビンセントにマイケルの若い時のようなオーラも感じなけれんば、チャーミングさもない。
だから、マイケルの娘がビンセントと恋に落ちる必然性が伝わってこない。
ビンセントの父親のソニーの血を受け継ぎ、喧嘩っ早いことになっているけど、ソニーはどこかユーモアもあり存在感があった。ジェームス・カーンだものね。
でも、何より不満なのは、マイケルの息子がただの甘ちゃんの歌手志望の若者ということ。
弁護士になる道は、父に反抗しているが、基本甘い。
だって、part2では、陰影のある子どもで葛藤があったはずだ。
釣りを教えてくれた叔父さんが父によって殺されたことも気づいたはずだ。
あのとき、フレドから伝えられた言葉をどこかで生かしてほしかった。
そうしたら、フレドも浮かばれるのに。
妹はまだ小さいから無邪気だったけど、息子は複雑な内面があるような伏せんが敷かれていたような気がする。
もっとここで親子の葛藤が描かれているかと思ったら、あっさりアーチストに逃げてしまい、マイケルよりがっかりしたぞ。
part2では、マイケルとトムの間に隙間風が吹き始めた暗示もあるのに、トムがいないし、力の入った作品だけれど、ゴットファザーファンががっかりした気持ちはよく分かる。
それにしてもだ。今も昔も、アメリカも日本も政治がマフィアや企業とくっついているんだろうなと、思わせる映画だった。
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脇に森繁久彌、西村晃、丹波哲郎など今は亡き人たちがいっぱい出てくる。
小川真由美も懐かしかった。
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これは楽しめる。男性陣はヘタレだけど、ジュリアン・ロバーツの悪役もいいし、白雪姫がかわいい。
衣装が楽しいなと思ったら、故石岡瑛子氏が衣装の担当だった。
ラストに歌と踊りがはじまり、振り付けにあれっと思ったら、監督がインドの方のようで納得。
女王がパーティーのために税金を新たに徴収するときに、村人が「何のための税金だ」というと、腰巾着役人が「森にいる怪物が襲ってくる。みんなを守るためだ」と言う。
いつも今でも同じ手が使われ、私たちは騙されるという皮肉。
セリフも面白く、脚本がいいのだ。
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そして、今話題のドラマ『逃げ恥』と同じような35年間女性と付き合ったことのない真面目な青年役であった。
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バチカンでの血なまぐさい殺人事件をマスコミに嘘で隠せることに感心。これもありそうなこと。
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本当はまだあるけど、思い出せるのはこれくらい。