胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

賃金格差

 夏休みの間、たまにヘルパー訪問したり、ヘルパーステーションのお隣の通所のヘルパーをしている。通所に長く働く感じのいい女性が、「memeさんは、ヘルパーさんと同じ時給で働いているんですか」と聞くので、「そうですよ」と言うと、「いいですねぇ」とため息をつかれた。
 聞いてみると、彼女は通所のパート職員で、時給は私より100円も安い。それなのに、専門学校を出て介護福祉士の資格も持っている。私は2級ヘルパーの資格しかない。大学へ行っていても介護と違うことを勉強しているので、はっきり言って介護技術は未熟、ついでに腰が悪いので、通所でもホールで利用者さんとおしゃべりしていたり、お茶を出したりしているだけだ。通所のパートの方は、お風呂介助をしたり、レクレーションをしたり、職員並みに働いている。なんだか悪い気がしてきた。たぶん、登録ヘルパーの時給が通所のパートより高いのは、移動時間や書類書きの時間に時給が出ないせいだろうと思う。
 しかし、いったい職員は誰なのだと思って聞いてみると、男性の所長一人ぐらいが正職員で、あとの女性は臨時職員、パートだとのことだ。しかし、ヘルパーの時給だって介護保険になってから200円ぐらい下がったそうで、安いという不満はみんな持っているのに、通所の介護福祉士さんだって安すぎる。(看護士もふたりいるが、どういう身分かは聞いていないが、たぶん臨時だろう。)
 通所を手伝ってみて、一人ひとりはいい方たちなのに、何かチームワークが今ひとつのような違和感を感じるのは、賃金格差による身分差や忙しいときだけ私のようなヘルパーや短時間のパートを入れてしのいでいるという理由もあるかもしれない。