胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

青い玉

青い玉

青い玉

 ばたばたしていた昨日、遠くに住むトンボ玉作家のMさんから絵本が届く、絵本と一緒に青いトンボ玉が入っていた。
 絵本の入った袋には、息子さんの陶芸家の名と住所の印が押されていた。Mさんは別の所に住んでいたので、この長男から郵便が来るなんて、Mさんに何かあったかとドキドキしたが、中にはMさんの字で手紙が書かれてあった。どうやら今、長男の家にいるらしい。たぶん、面倒なので長男の住所印を封筒におしたのだろう。もうお年だから、一人暮らしはやめて身を寄せたのか、遊びに行っているだけかはわからない。
 でも、遠い西の山の中にある長男さんの窯にもよく通った日々があり、そこでお母さんのMさんと出会い、Mさんは岩手の山の家にも泊まりに来たり、長く付き合っていたが、大学に入ってからごぶさたしていた。
 Mさんの贈り物は、私にも忘れてはいけない物があるよと教えてくれようとしていると感じた。青いトンボ玉を見て、すごく胸が高鳴って涙が出てきた。