胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

優生思想

 冬休みの課題の一つに、優生思想についての歴史や課題などを書かなければいけない。そのために、豆餅をつきながら、『優生学と人間社会』を読んでいた。全部読めなかったので、残りは新幹線で読むことにする。

優生学と人間社会 (講談社現代新書)

優生学と人間社会 (講談社現代新書)

 この課題が年末年始のこのくそ忙しい時に出た理由は、講義の中でのグループ・セッションのせいである。話し合う内容は、出生前診断をどう考えるかであったが、私のグループはでは話し合いにならなかった。学生さんたちが「そんなの個人の勝手で、正しいも悪いもない」「私も障害が分かったら中絶する」という声だった。私は、今までの障害者の運動の話や「障害を持って生まれて来るのは、本人が不幸なのか、家族が不幸なのか、社会が・・・」と議論しようとしたが、「その人の選択なんだから、自由でいいんじゃない」という言い方をされ、私もお手上げになった。他のグループでも似たようなもので、話は盛り上がらなかったらしい。(社会福祉学部なんですが。)
 講義の後で、先生に「参った参った、話が通じない」と言うと、「前の大学では、とても議論活発で面白かったよね」と首を傾げていた。そういう訳で、このようなレポートを出されたという訳である。
 でも、私もきちんとわかっているわけではないので、この機会に各国の歴史を勉強するのは面白いし、自分なりの考えをまとめておきたい。しかし、年末年始は他の課題もあって、たいへんきつい。とにかくバッグに本は詰め込んだが、たぶんあまり読めないだろう。