胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

今泉吉晴さん

「知らざれるシートンの世界と動物たち」というタイトルで今泉吉晴氏のお話を聞きました。主催は「みどりのゆび」のグロッセ世津子さんご夫妻。
 シートンのファンになったのは、谷口ジローが漫画にしてからです。息子たちに買ってあげ、面白いということになり、今泉吉晴氏訳の童心社から出ているシートンシリーズの本も買っていきました。今泉氏に会えるとわかって、シートンを読み返そうと思ったら、ありません。仙台の息子が持って行ったとわかりました。正月の帰省時に持って帰るようメールしたところです。

本のことは、別のブログに書きます。

今泉氏のお話を聞いて、次のことを考えました。これから森に暮らす私の心構えを教えてもらったようなお話会でした。(「朝、雪が降っていて、めげてしまい、行くのをやめようかなという考えが浮かびましたが、クリスマスなのにひきこもっているのも淋しいので、行きました。参加して良かったです。)

ウッド・クラフト(森で生きる技)を私も見につけたい。そうして、どんな時代が来ても生き抜いて行く。
そうして、野生動物とも楽しく暮らそう。
それから、自分の感覚も大事にしよう。苦手と思う人間には近づかないようにしよう。
(反感を持たれるもの困るので、距離を取り方をうまくする。)

〈今泉氏のお話から、メモした言葉〉
・子どもの方が大人より人間的である。
・自然が荒れてきたというけれど、自然の法則が戻っている。自然が回復している。
・自分の興味をどう育てていくかが大事。
ダーウィンは、弱肉強食を唱えたとして資本主義に利用されていたが、ダーウィンが唱えたのは「種の共存」である。
・ホームレンジ 人間の法体系は自然の体系に含まれるもの。
・自分の経験で生きる。
・人の言うことの反対が正しい。(自分の感覚を大事にした方がいい。〉
・トマトには、トマトのプランがある。
・人も動物も生き続けなくてはいけない。
・不注意で死んではいけない。
・動物が一人前になったら、簡単に不注意では死なない。
・雀だって、一人前になったら、カラスも恐くない。
・私たちが経験主義になる。
・一人でやってみる。それを普遍的認識に持って行く。
・普通の人が持っている発見が面白い。
・想起するから、行動できる。
・考える。着想する。自分に持っているものがあるから、それによって生きる。

 今泉氏は、とても穏やかな感じの方で安心してお話が聴けました。モグラやムササビのお話、本当に動物が好きなのだなと思う愛も感じて、森にいる動物たちを私も親しくなれるよう見ていこうと思いました。子育てにもつながるお話など、いろいろ考えることもありました。後悔はやめましよう。終わった時間はどうしようもない。これからです。