胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

年末あれこれ

 日曜日、一日かけて年賀状を作る。久しぶりに板を彫る。面倒だ。「わてはゴッホだ」と棟方志功になったつもりで彫る。ここ何年かはパソコンで作っていた。でも、昔は版画に色付けした年賀状を作って、評判良かったんだ。それを思い出し、板もあったので今年は版画と決めたけれど、時間がない。出来上がったのは子供のような絵の雑な版画になった。息子が作ったことにしよう。午前中は、次男に手伝わせて墨で刷りあげ、乾かして午後は水彩絵具で少し彩色をする。
 午後、次男は音楽クラブで一緒にユーフォニウムを吹く友達とそのお母さんと、岩手大学定期演奏会を聴きに行ってしまったので助手がいない。ひとりで見逃した『仁』の最終回を見ながら作業をする。しかし、終わったら5時。「ご飯作らなくちゃ」と慌てる。やはりこういう作業は時間があって心に余裕がある時にやるべきだ。来年は、国家試験の勉強中だし、年賀状は印刷を頼むと決める。
 次男は帰ってきて「演奏会、すごく良かったよ」と説明してくれる。私はてっきりブラスバンドの大学版の演奏会だと思い込んでいたら、オーケストラの演奏会だったそうだ。最後はクリスマスの仮装をして演奏したりして楽しかったとのことである。中学になったら、友人と一緒にブラスバンド部に入るのもいいかなと母は思うが、次男はサッカー少年でもあり、「おれがサッカー部に入らないわけにはいかない」と言っている。そうだろうかと母は思うが、仕方ないね。
 そうそう受験生の長男は、塾の冬季講習に今日から行く。塾など行かなかったのに、「今頃」と思うのだが、志望校にはまだまだ届かない。だいたい内申点というのがすごく悪いので、テストで点数を上げないと受からないと言われているらしいのだ(3者面談とかは、夫が行っているので私は良くわからない)。内申点が悪いのは、中2の頃「真面目だ」とかでいじめられて、いっさいの提出物を出さなかったり、プチ登校拒否をしていたせいもある。今頃、「学校休まなければ良かった。無遅刻無欠席は内申点が高いんだって」と後悔している。「そうだよね。あなたはズル休みしかしていないんだから」。長男は丈夫である。中学に入って病気らしい病気をしていない。いじめ問題も遠い過去のことになった今では、なんでズル休みなんかしていたのかと思っているらしい。後悔することはあるけれど、まだまだ挽回できるのだし、高校で頑張ればいいのだからと思っている。
 今日は、餅つき機で2度目の餅を搗く。昼は搗き立ての餅を食べよう。