胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

なぜなのか。

風が吹くとき

風が吹くとき

核戦争がはじまった世界で、死んでいく庶民。
この絵本は、想像の世界ではなく、身近になってしまった。
原発の爆発で、放射能は身近になった。
身近になりすぎて、気が付かないのだろうか。
福島の子どもたちの甲状腺がんが増え、転移までしていると、福島の人から聞くと、胸が締め付けられる。マスコミは、頑張っている被災地しか報道しないし、本当のことは言わない。自殺する人、家族崩壊する人、それらは、原発のせいではなく、自己責任か精神の病ですまされる。
 原発が爆発するなんて信じられないことではなかったのでは。なぜ、平気でいられるの?
これ以上ひどいことは起こらない。核戦争なんて起こらない。なぜ、信じるのか。今の状態も十分SF的な状況なのに。
風評被害」は責任を庶民に押し付けているけれど、本当にそうなのか、考えることはできないでしょうか。「原発被害」以外の何物でもないのではないような。
 お金のことしか考えない。なんて日本人は自分勝手な恥知らずな人間になってしまったのだろう。もう一度、行きつくところまで、行かないと、私たちは立ち上がれないのだろうか。私は年寄りだからいいけど、これからの子どもたちに申し訳ない。