身体が動かなくなる
昨日は、大変な1日だった。
朝起きてしばらくしたら、身体を動かすだけで首に激痛が走り、動けなくなってしまった。
自分が中心に行う会議があるので、どうにか車に乗って職場へ行くが、首を動かせない。車の発進の振動のたびに「キャー」というくらいの激痛。そろりそろりと20キロ位の速度で走る。まわりの車に迷惑をかけたと思う。
職場についたら、「これでは会議などできない」と、朝早く来ているスタッフに引き継ぐ。そうして、鍼の先生の元に向かった。しかし、仰向けにも腹ばいにも横になれないので、治療にならない。少しだけ首が動くように鍼をしてもらったが、「痛さが収まらないのなら、病院へ行ってMRIをとってもらったほうがいい」と言われる。
またフラフラ運転して家にたどり着く。山の家に住んでいる夫に電話する。高校に電話して次男を早退するように話すという。お財布に、お金が残り少ない。しかし、おろすという作業も難しいし、タクシー代もないから、息子が頼りだ。
息子が帰ってくるまで、少し横になろうと、激痛に耐えながら横になる。横向きの痛くないポジションをとると楽になる。
息子が帰ってくるまで眠ってしまったが、今度は本格的に身体が動かなくなってしまった。
結局は、救急車で病院に運ばれる。
レントゲンの結果、骨に異常なし。脳梗塞などでもないようだ。
むちうちのような状態とか。
スポーツもしていないし、どこにもぶつけていない。思い当る節がない。
首から肩にかけての筋肉がすごく固くなっているとのこと。
「とにかく痛くないようにしてほしい」
と言ったからか、麻酔の注射を2本打たれる。
あとは、座薬などの痛み止めをくれて帰される。
その夜は、薬のせいでだんだん痛みは和らいでいった。
次の日には動けるようになった。
ただ、激痛ではないが痛みはある。触っても痛い。筋肉が右側に比べて固い。
原因はなんだろう。
「疲れが出たんだ」「ストレスだ」
と看護師さんや、夫に言われる。ドクターに聞くと、首をかしげるだけ。
たいていの病気が「ストレス」のせいにされてしまう。
私は、「冷房の冷えかもしれない」と痛さに涙を出しながら、ドクターに申し上げるが、ノーコメントであった。
少し前から、足の裏に違和感があった。あれは冷えだったのだろう。
一昨日は、「寒い、もっと靴下をはいてくれば良かった」と思ったのだ。私は、一応冷え取りをしていた。
しかし、毎日暑い日が続いた。外に行く仕事も多かった。その時に、重ね靴下や冷え取りのスパッツをはくと、暑くて気持ちが悪くなるようで、短い靴下1枚で過ごした。「こんなに暑いのだから、重ね靴下をしなくても大丈夫」と思ったのだ。
ただ、忙しいんで「冷え」も感じずに働いていた。
席替えをして、冷房の空気が当たりやすい席に座っていた。たまに冷房を消してもらったりしたが、他のスタッフは若い人たちだし、外から帰ってくる人のためには冷房をつけておいた方が親切なのかもしれない。それに、それほど自分の体が冷え切っているとは思っていなかった。
冷え切っていたのだ。私の身体。
疲れもたまり、ストレスもあるけれど、それだけであのような症状にならない。
今回のことは、冷えが原因だと自分では考える。
病院からは痛み止めしかもらっていないので、あとは自分で治療をするしかない。
半身浴に時間をかけ、下半身の冷え取りをし、首にはマフラーを巻き、身体を温めることにしよう。そうして出勤したら、ひざ掛けやマフラーで完全武装しよう。