胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

わたしの絵日記

私の絵日記 (ちくま文庫)

私の絵日記 (ちくま文庫)

 昨夜、近所の飲み屋Hに熊肉を持って行った。山の家の近所の牧場で捕まえて解体された熊の肉をもらったのだ。年末31日にHの大将に料理をしてもらい、熊肉パーティをする予定。夫は参加するが、私は一足先に山の家に帰るので、参加しない。熊肉はまだ半分、山の家の冷凍庫にあるので、自分で料理してみよう。
 Hに行く前に、本屋によって文庫コーナーでお正月に読みたいものはないか、探していたら、『私の絵日記』を見つけた。この素朴な絵は、私好みだけれど誰だろうと思ったら、つげ義春の妻とあった。昭和を感じる1冊。いっきに読んでしまった。
 藤原マキさんはすでに亡くなっていた。ネットで調べたら、つげ義春は健在だったけれど、マキさんのかわいい一人息子さんが病気という記事をみつけ、どこまでも苦労が続いているのだとショック。それでも、私たちは小さな世界に楽しみを見つけて生きていく。
 Hの大将からも、どんな時代が来ても山の家があれば食べていけるという話をされる。貧乏だけれど、支出を減らす工夫をするんだよ、それも楽しいという話になる。
 なるべく消費しないようにしているけれど、こうやって本を買ってしまう。