胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

閉経記

閉経記

閉経記

 昨日、皮膚科を受診した。アレルギー他いろいろで春は調子が悪いのです。しかし、皮膚科はなぜこんなに混むのだろう。診察を待つ間に1冊読んでしまった。
 相変わらずの比呂美節ですが、あのカノコちゃんが母になったとは感慨深いです。最後の、日系の高齢者のデイケアセンターでボランティアをしている話の中で、「昔わたしは」という文章を書いてもらったというところで、泣けてきた。「昔わたしはひまわりみたいにきれいだと夫にいわれた」。そうだ。みんな可愛くて、いきいきしてきれいだったんだろう。近所のばっちゃん達の若い頃の写真を見ると、かわいさにびっくりする。そういうわたしも、昔はどこにいっても「きれい」と言われた。ずいぶん男の人に言い寄られた。知らない女性からホームで「何をしている人ですか」と言われたこともある。髪も長かった。今は、比呂美さんではないけど、山姥に近くなっている。「きれい」とは程遠い。かといって、今が嫌なわけではない。
 それでも、人から見てどの程度山姥なのかは気になる。皮膚科の診療が終わって、知り合いが出ている家の近くのイベントに行ってみた。そこで似顔絵を描いているコーナーを見つける。けっこう描いてもらっている人がいる。横目で見ながら、知り合いのブースで話し、花の苗を買い、帰り際に似顔絵コーナーの席が空いていたので、座って描いてもらうことにした。1枚1,000円。
 出来上がりは、明るい感じのおばさんでした。こんな明るい感じではないような気がする。少し若く描いてくれている。実際は白髪に近いのに、そこが表現されていない。でも、なんか元気な自分の顔がそこにあって、これはこれで満足しました。

 そうそう私の更年期。身体のほてりはなく、どちらかというと冷え性になったこと。少しの冷たい風にもこたえる。仕事中マフラーをまだ巻いていて、若い利用者さんから笑われる。それと、去年からの首の凝りや左半身のつっぱり、肋間神経痛などの故障は更年期のたまものなのだろうか。
 昨夜、母に電話した。母は疲れているからとそうそうに電話を切った。神田明神祭りがあって、わたしの弟も出るからと伯母と二人で観に行ったそうだ。それで、いっぱい歩いて疲れたとのこと。80代の二人があんな人ごみに良く行くものだと感心する。まだまだ私も山姥としてがんばらないといけない。