『四月は君の嘘』が映画実写化らしい
夕食の時に、息子が「悲しい話がある」と言う。
何々、模試の点数が悪すぎて、母がショックを受けるとか、と怯えたが、話は次のようなものだった。
漫画『四月は君の嘘』が映画で実写化されるらしい。
配役された役者が気に入らない。違うだろうと、言っている。
設定が中学生だったのに、高校生になる。
絶対、高校生の恋話になるだけだろ。
中学生の微妙な心の模様が描かれない。
母「中学生にしては、できた子たちだね」
アニメはよかった。声優があっていた。
最終回なんか、号泣した。漫画でも号泣したけど。
母「あの子は、やっぱり死んじゃうの?」
お母さん、最終巻読んでないの。
母「買ったなら、さっさとだしなさいよ」
夏休みに、太郎(兄)が買ってくれたんだよ。
(母が、買ってあげると言ったのに、自分で買いたいと言っていたので、お金のない息子はなかなか全巻揃えられなかった。)
夕食終わって、漫画を読み始める。
たしかに、最後はうるうるくる。
でも、なんか普通なんだけど、と思うが言わない。
息子は、スマホでアニメの最終回を見せてくれる。
泣けるよね、と言いながら泣いている。
大丈夫だろうか、うちの子は。
これを実写でできないよ、という息子。
母「でも、のだめも実写面白かったじゃない。いいものできるかもよ」
あの配役じゃダメ。どうせなら、中学生から探すべきだよ。新しい人を。
とああだこうだ言っている息子である。
四月は君の嘘(11)<完> (講談社コミックス月刊マガジン)
- 作者: 新川直司
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