モミジの木に灯が付いた
山の家の寝室は、西側の大きな窓のそばにベッドを置きました。
2重サッシに障子戸が寒さを防ぎます。
でも、寝るときは障子を開けておきます。
夫が寝ながら月が見えると教えてくれたからです。
夫は2階に寝て、私は1階。
家庭内別居という高尚なものではなく、生活パターンの違いからです。
私も寝ながら月が見たいと、ベッドを移しました。
年を取ってくると、夜中に目が覚めます。
外が明るいと思って、目が覚めると雪明りで外がはっきり見えることがあります。
湯たんぽを入れて、ベッドに入るのが一番幸せ。
夜中に目を覚ますのも楽しみです。
で、昨夜。
目を覚まし、寝ぼけ眼で外を見ると窓の外に植えているモミジの木に、ぼんやりいくつもの灯が灯っています。
星が出ているんだ、とわかりました。
それが、木の枝の間から見えて、木にくっついているように見える。
これって、絵本にあった「モチモチの木」のお話ではないか。
下の絵がそれですね。
作者もこんな景色を見て、お話を思いついたのかもしれないですね。
- 作者: 斎藤隆介,滝平二郎
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