映画『幸福なラザロ』
イタリア映画 2018年 アリーチェ・ロルバケル監督
驚きの映画だった。
ラストから動けなくなった。
詩的な映像に役者たちの演技がいい。
ラザロが倒れて村に帰った時、浦島太郎状態だった理由はどうでもいいのかもしれない。
最後の銀行のシーンは象徴的だ。イタリアよやはりおまえもか。
ひとは恐れから何もない人を痛めつける。普通の人々が残虐になる瞬間をとらえている。
誰かを搾取せずに生きるのはむずかしい。
オオカミがとても効いている。
オオカミよもどってこい。