胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

ケア会議

 昨日は大人数が集まるケア会議がありました。5,6人の少人数での会議はしていましたが、14人ははじめて。司会するも話がまとまりそうにもなく悩みます。ついつい結論を出したがる自分がいますが、そう簡単にはいかないし、はっきりしたケアプランはその場では作れませんでした。本人抜きで支援者が勝手に支援プログラムを決めるわけにはいかないですから、これから本人と話しながら詰めていくことになります。
 今回、病院としては、治療が終わったから退院していただくので、関係者に集まって頂いたのですが、会議の2日前にある人から「某事業所は、退院なんてとんでもない。施設へ」とケア会議で主張すると言っている、と情報が入りました。慌てて「だめ」と言っている人に電話します。会議で意見の相違を言い合っても時間の無駄です。電話し、ドクターと相談し電話し、施設も見つからないし、自宅で暮らしてみよう、本人の希望でもあるし、やれることはやってみようということで了解してもらいました。ほっ、としましたがこの電話のやり取りだけで半日かかってしまいました。
 病院は退院させればいいけれど、地域で支えていくのは、相談機関、通所施設、ヘルパー事業所、民生委員さん方たち。私たちの苦労は病院は知らないと思っていると考えるのは当然です。本当に話を聞けば、頭の下がる思いです。今回は、ばらばらに活動していた人たちが思いを話せ、顔を合わせたことにも意味があったかもしれません。そう思っても、3時間の会議は少し胃が痛くなりました。