胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

認知症対策に対する厚生省の新方針

認知症対策:「早期の支援チーム訪問」など厚労省が新方針
毎日新聞 2012年06月18日 22時06分(最終更新 06月19日 00時21分)


認知症対策の新方針
拡大写真 厚生労働省は18日、早期診断・対応を柱とした認知症対策の新方針をまとめた。症状が疑われる初期の段階で自宅を専門家でつくる支援チームが訪ね、本人や家族に症状に応じたアドバイスをする。専門の医療センターも充実させ、患者が自宅や地域で暮らし続けられるようにする。来年度からの5カ年計画を作り、自治体の医療・介護計画にも対応策を盛り込むよう求める。政府が総合的な認知症対策をまとめるのは初めて。

 症状の安定化に向け早期対策を重視しているのが従来にない視点だ。認知症に詳しい看護師や作業療法士、心理士らによる「認知症初期集中支援チーム」を介護の拠点、地域包括支援センター(約4000カ所)に順次設置、チームはかかりつけ医らから情報を得て患者宅を訪れ、症状を把握する。必要なら在宅ケアをしたり、医療機関や介護サービスも紹介する。来年度はモデル事業を実施する。

 また、専門的な診断ができる中小病院や診療所を「身近型認知症疾患医療センター」に指定し、地域の認知症治療の拠点とする。5年間で全国300カ所、高齢者6万人に1カ所の割合で整備する。

 今朝、ラジオを聞いていたら、この新方針の話をしていました。認知症を地域で観て、認知症社会的入院を減らすそうです。
 認知症の早期発見。発見されても認知症は治りませんし、地域でみていけると、本当に思っているのでしょうか。地域とは、施設のことです。
 病院を退院させて、施設を探しても、どこもすぐには入れません。お金がなかったり、生保だと入れる施設はもっと限られてきます。
 施設に入った方も、少し徘徊したり、寝なくなると精神科病院に入院をとお願いされます。入院長引くと施設の席はなくなります。家族に任せようたくても、そんな家族はいまどき稀です。
 この方針で少しでも良くなればいいのですが、ラジオを聞いていたら、胸がざらざらしてきました。なぜだろう。結局何も変わらないのではないかという絶望感というのかしら。
 厚生省の新方針