胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

佐藤雅子さんの本

私の保存食ノート いちごのシロップから梅干しまで

私の保存食ノート いちごのシロップから梅干しまで

季節のうた (河出文庫)

季節のうた (河出文庫)

 知り合いの料理好きの方々が佐藤雅子さんの本をすすめるので、2冊買った。保存食の教科書的本というので、いろいろ参考になりそう。エッセイもほっこり温かく、読んでいると良い主婦になれそう。
そういう気持ちになるのも、休日だから。
仕事が始まると、眉間にしわが寄っていく。

朝4時に起きる。早寝なので、朝にパソコンに向かう。お弁当と朝食、できたら夕食も作る。
7時過ぎには家を出る。
職場には1時間前に着く。余裕がありそうだが、朝から昨日できなかった記録をバンバン片づけようとすると、何か事件が起こったていたり、他のスタッフから相談されたりしたり、朝早く私がいると知っている外部の方から電話がかかってきて、机に座ってからフル回転である。お茶を飲む暇もない。水分補給をするという感じである。昼休みはあってないようなもの。昼でも電話がかかってくる。仕事を片づけている。
昨年度までは、夜も7時、8時、9時と残業が続いていた。それも、夫や長男が家にいたから夕食の準備をしてくれたので、残業ができた。今は、ふたりとも別に暮らしているので、私が一人で家事をしなくてはいけない。残業はしないようにしているけれど、17:15分の終業時間には帰れない。18時ぐらいにはなる。(残業代は出ない。サービス残業だ。給料も良いと思われているけれど、実に安い。恥ずかしくて言えないほど。)
それから、買い物し、かえって夕飯を作り始めるころに次男が部活から帰ってくる。お腹が空いているので、私もバックを置くとすぐに台所に立つ。
それから、後片付け、明日の準備、お風呂に洗濯をすると、早寝と言っても夜の11時にはなってしまう。
こういう毎日だから、俳句はできないし、手の込んだ料理などできない。

若い女性が専業主婦に憧れるという気持ちはわかるのだ。
ただ、お金のある専業主婦でないといけない。調味料にこだわり、良い食材をそろえられる。
そうでなかったら、お金のない田舎暮らしで、自分で食べ物を作り出すか。

世の働くお母さんたちは、すごい。仕事しながら、家事のほとんどを受け持ち、そのうえ自分を高めないといけないのだから。疲れても仕方がない。

佐藤雅子さんのような生活を憧れるかというと、そうでもない。いい嫁にはなれそうもないのである。
願いは、もう少し自分の時間を持てること。夕食をゆっくり作れるような勤務時間だといいと思う。働き過ぎだわ、日本人。夏休みは4日しかない(非正規の方は2日)のに、まだその休みも全部取れていない。

本を読んでうっとりしたが、現実は厳しい。