胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

楽園のカンヴァス

楽園のカンヴァス (新潮文庫)

楽園のカンヴァス (新潮文庫)

 久しぶりに小説を読んだ。小説の中のルソーの物語にひきこまれる。うまい作りだ。ルソーやピカソの時代の息遣いも描かれている。前に見た映画ウッディアレンの『ミッドナイトインパリ』を思い出しながら、パリの風景が浮かんでいった。
 最後、老のコレクターの正体はなるほどとうなった。誰が物語を書いたのか。全部知っている人物はひとり、もしくは二人しかいなかったものね。ミステリーとしても上出来と思い。楽しめました。