胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

プラハのシュタイナー学校

プラハのシュタイナー学校

プラハのシュタイナー学校

 シュタイナー教育という言葉は知っていても、内容はよく知らない。
 学校に閉塞感を感じてきたが、ますますひどくなっていないだろうか。
 特に義務教育がきつい。
 息子たちも中学が嫌だったという。高校は楽しい。
 管理的な教育。いじめ。先生の見てみぬふり。
 そんなことは多々あった。
 学校だけが悪いのではない、社会の反映なのだと思う。
 だから、日本の学校を変えるのは難しい。
 どうにか死なないで生き抜いて、中学なんて人生の小さな染みでしかないと言いたい。

 そうはいっても渦中にいる子は大変だ。

 この本は、そんな中学、日本の教育に疑問をもった著者が家族とプラハに引越し、
 シュタイナー学校に子どもを入れた日々の記録である。
 シュタイナー教育というのも垣間見ることができる。

 それにそても、著者の長男の野球部への忠誠と親が野球が嫌いになる話は分かる。


 わが家は次男が小1年の時に野球のスポ少に入った。
 兄は、サッカーとスキーをしていたが、兄と同じことしたくない弟であった。
 1年野球をやってみて、私が無理、と思った。
 野球は、親の負担が大きかった。それに男尊女卑。詳しく書くと長くなるが、私は次男を丸め込み、野球をやめさせ、その次の週にはサッカーの合宿に連れて行き、サッカーの世界に放り込んだ。
 兄より運動神経があるので、次男はサッカーで活躍し、高校までサッカーの日々だ。
 
 
 日本人は野球好きだものね。あの管理的なスポーツは、私にはだめでした。

 シュタイナー教育から遠いところにいる日本。
 義務教育を生き抜くため、管理教育をかいくぐり、ろくでもない青春を送れる技術を親が育ててあげないといけない。