胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

愛着障害

愛着障害 子ども時代を引きずる人々 (光文社新書)

愛着障害 子ども時代を引きずる人々 (光文社新書)

今、若い人の支援で愛着障害があると思う場合が多いです。発達障害スペクトラムで考えるように、愛着障害もスペクトムでとらえられます。私も母子家庭ですし少なからず愛着障害があります。しかし、本当に虐待などの不適切な環境で育った方のパーソナリティ障害やうつ病過食症等々が愛着障害が係わっているというのが実感です。そうだとすると、私たちに何ができるか、どう支援したらいいか、悩みます。悩み過ぎて背中が痛くなりました。
 この本は参考になります。しかし、この本で取り上げられた愛着障害があると思われる有名人は知的レベルの高い人たちです。知的レベルが高いと問題が多い中でも、自分の生きがいも探して行けたり、洞察も開けるかもしれません。しかし、知的レベルがボーダーだとどうでしょうか。人っ子は良いのです。適切な環境さえあれば、すくすく育つ可能性が大きいのです。それが不適切な環境だと、自分で人生を切り開けというのは酷な気がします。自己効力感も育たなければ、希望なんて絵空事になります。どうしたら、いいのということで、毎日悩んでいます。