胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

山之口獏

父・山之口貘

父・山之口貘

山之口貘詩集 (現代詩文庫)

山之口貘詩集 (現代詩文庫)

名前は知っていたが、良く知らない詩人だった。
美容室で、雑誌『クウネル』(2014年5月1日号)を見ていたら、山之口獏の記事があり、山之口泉さんのことも書かれていた。興味を持って、図書館で上記2冊を借りてくる。『父・山之口獏』を読み終わり、詩集の方を読んでいるところ。
山之口家がアパートにも移らないで、間借り暮らしを続けていたというのがすごい。貸していた家もたいしたものだ。借金だって、最近では知り合いや友達、親族にもできない。それで、アコ〇なんかに借りてしまう。よき時代と言ってしまえば簡単だが、人との関係に大らかだった時代である。
山之口獏も現代なら、強迫神経症という病名がつけられそうだ。しかし、自分への自信と詩の誇りは、うらやましい。