胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

鍵 [DVD]

鍵 [DVD]

1959年制作、市川崑監督の『鍵』です。
私は、ドラマや中年になってからの京マチ子を見ていて、好きだった。
存在感がある女優さんです。
若いころから有名監督の主演をつとめていたそうで、これも彼女のためにあるような作品です。
この映画でも美しいのだけど、眉毛の描き方が気になってしまう。
この時代の流行りだったのか、古風な感じにしたのかわからないけれど。
でも、だんだんと京マチ子の怪しいかわいらしさに引き込まれます。
京マチ子の裸体のふくよかな白さに、女でもどっきり。
今の映画のように露骨な映像はない。
それでもエロティックな表現はじゅうぶん出ています。
仲代達也のこすからい青年医師や他の役者が良かった中で、女中さん役の北林谷栄さんが出ていてうれしかった。懐かしい。
1997年制作、川島なお美主演の『鍵』があるけれど、これは観たいと思わないです。