映画『わたしはマララ』
『わたしはマララ (HE NAMED ME MALALA)』 2015年制作
監督:デイビス・グッケンハイム
公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/malala/movies/
2014年ノーベル平和賞を17歳で送られたマララ・ユスフザイ。
彼女はどこの国の出身かわたしは知らなかった。
ニュースで「史上最年少でノーベル平和賞獲得」という見出ししか見ないで、中身をよく読んでいない。
今頃になって興味をもって映画を観てみる。
マララも、活動をはじめると「大人に操られている」などと批判の言葉が多かったらしい。若者が有名になると、いつも同じような言葉がわきでてくるから、気にしないほうがいい。
マララがマララになった理由は、父の影響、自由のために戦うという思想を受け継いだからだ。タリバンに殺害予告を受けていたのは教育者である父。父の影響を受けて彼女も立ち上がった。
この映画の原題は、「彼はわたしをマララと名付けた」。マララはアフガニスタンがイギリス軍に侵攻されているとき、アフガニスタン兵士を鼓舞し戦場で倒れた少女の名前。マララの物語は父の物語である。
映画だけではパキスタンがどうしてこうなったかわからない。本を借りてこようと思う。
むかし、パキスタン人が日本人の妻と旅していて出会ったことがある。保育園の息子たちがなついて「パキスタンの熊」と言って彼の大きな身体にじゃれていた。パキスタンには野生の林檎がある。美しいところだと話してくれて、いつか行ってみたいと思ったものだ。その後大きな地震もあった。「パキスタンの熊」も人道支援のような仕事をしていた。名前も覚えていないけど、元気にしているのだろうか。