胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

あなたを抱きしめる日まで


 久しぶりに映画を観に行く。『あなたを抱きしめる日まで』。お客は、中年女性ばかりでした。良い映画に入るのだろうけど、何かが物足りない。ジャーナリストのマーティンの挫折が切実に伝わってこないというか、この母子の題材に飛びつく経緯が簡単すぎる。あと、息子も簡単に見つかってしまうが、インターネットのおかげで、調査も簡単になってしまったのだ。
 良い題材なのに、人物の掘り下げ方とマーティンの表情演技に不満だったのかも。すごく感動とはいかなかったけれど、息子が出世していて、マーティンと会っているというのが事実だとしたら、人生って巡りあわせがあるのだなと思った。