キツツキと雨
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2012/07/20
- メディア: DVD
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マンションで観る。映画の中の山や軽トラに、ホームシックになる。
山の家がある山里のような小さな部落。
山仕事をしている男の前に、現れる映画の撮影隊。
はじめは迷惑そうにしていた山の男がだんだんと映画の撮影隊に馴染んで、映画の仕事を手伝い、村の人たちまで巻き込んでいく。
主役の役所広司がなんともかわいい。
気が弱い監督役は、小栗旬。
現場を逃げ出そうとするほど自信のない監督が、山の男に脚本が面白かったと言われ、村人のエキストラが真に迫って面白くなり、だんだん自信らしきものが出てくる。
そんな監督を見ながら、山の男は無職の息子に対して「自分の好きな事をしろ」という気持ちになってくる。
たいして期待はしていなかったけど、おかしくて楽しい気分にさせる映画。
映画の中で、撮影している映画はゾンビ映画。
ゾンビ映画も、はじめはしょぼいと思いつつ見ていたけど、案外面白くなりそうで、撮影隊の人たちのやる気もあがっていき、微笑ましい。