胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

国際紛争

国際紛争-理論と歴史 原書第7版

国際紛争-理論と歴史 原書第7版

 昨日から、ジョセフ・S・ナイ・ジュニアの『国際紛争 理論と歴史』を読んでいる。
 なぜかというと、明日、「国際関係論」のテストがあるからだ。問題は論述問題で、何かの事例をあげられるので、それをリアリズム、リベラリズム、コンストラクティヴィズムの3つの理論を使って説明を求めるそうだ。例えば冷戦の終結をそれぞれの立場でどう説明するかとか、ということで慌てて本を読んでいる。講義も何回か休んでいるし、4年の前期はやることが多くて関係の本を読んでいる暇がなかった。
「国際関係論」なんて福祉の4年生が取る講義でもない。でも、4年生も専門と資格関連講義以外に単位を取らないといけない。他の人たちは、福祉学部の何か他の講義を取っているのだが、私ははるばる遠い棟まで行って「国際関係論」なんかを取っている。普天間などの沖縄問題のニュースに接しても、自分が安保のことをよく知らないので、勉強しておきたいと思ったからと、福祉や援助のためのお話に飽き飽きしてきたからだ。なにか、同じところをぐるぐる回ってこれでいいのかという思いがある。
 この本は「国際関係論」の先生のお勧めだったが、読みやすいし、だいたいの世界の流れが理解できる。これもあるひとつの見方なのだが、世界をどうみるか。確かに福祉は進んだけれど、毎日のニュースを聞いてもリアリストは生きていて、人々はわかりやすい方に飛びつくような気がする。世界は変わるのだろうか、回帰するのだろうか、3つの理論で説明しろと言われたらどう答えていいのかな。
 昨夜、NHKETV特集で「安保とその時代①」が放映されていた。本を読んだおかげで理解しやすかった。
 本当は、卒論のデータ入力作業をしたり、国家試験の勉強しなければいけないのに、これも一種の逃避です。