胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

戦争と平和

戦争と平和 [DVD]

戦争と平和 [DVD]

 先週、BSで『戦争と平和』4部作が放映されました。寝不足覚悟で観ました。小学生の頃、日曜洋画劇場で放映されました。中学生になっていたかもしれませんが、私はこの映画を気にいって、テレビの前にラジカセを置いて録音しました。ビデオがない時代です。その録音を寝るときに聞いていました。何が良かったのか今では覚えていません。でも、映像ははっきり覚えています。ボロジノの戦いを空から見下ろす映像に流れる音楽とナレーション。ナポレオン登場のときのテーマ音楽。ナターシャが部屋に入ってくるときの顔。ピーエルとアンドレイ。今見てみるとただの文芸映画というだけでなく、何か『2001年宇宙の旅』のような不思議な時空間を感じます。
 ハリウッド制作の『戦争と平和』もあります。オードリー・ヘップパーンが出ているのに印象に残らない映画でした。
 遅くまで映画を観て、昼休み机に突っ伏して寝ていたら、20代の同僚が「寝不足ですか」と聞く。
「映画見ていたから」
「何を観たんですか」
戦争と平和
「それって、太平洋戦争の話か何かですか」
トルストイよ」
「どこの国の話なんですか」
「??????、ロシア。ナポレオンがロシアに攻めて来て負けて雪の中を逃げ帰るのよ」
「????」
という訳で、これって世代の差なのでしょうか。
 最近、仕事は面白いけれど趣味の話は同僚とできません。話し相手は患者さんがなってくれます。「私も入院して読書三昧したい」と愚痴を言っています。