胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

ホビット


 日曜日の夜、映画が1,000円で観られるので、封切りしたばかりの『ホビット』を観に行った。『ロード・オブ・ザ・リング』の大ファンの息子たちも誘う。次男は二つ返事で「行く」。長男は「考えさせてくれ」と言い、しばらくしてから「行かない」と言う。さすがセンター試験まで後1か月。追い詰められているのね。この間は確か夜遅くBSで『ロード・オブ・ザ・リング』を観ていて、「余裕だね」と言ったら、「これぐらいの息抜きは必要だ」と言っていたのにね。しかし次男はそれでいいのか。私立の試験まで1か月だよ。じゃあ誘うなよと言われそうだが、夜に一人で観るのは淋しかったのだ。
 ところが、映画は3Dというもので、1,000円+400円だった。「普通の映画でいいよ」と思ったが、仕方ない。
 それで映画の感想は、ふたりで「3Dを3時間近く見ていると疲れる」でした。迫力はあるけど、ふつうの2Dにして欲しい。そのためかアクション・シーンが多く、前シリーズに比べると飽きることもある。
 前作はあまりに長い物語を3部作にしたので、省略された部分も多い。今回は「あの1冊を3部作にするの?」と息子に聞くと、今回原作に出番のなかった茶色の魔法使いが出ていたよ。そうか、話を膨らませているのね。「でも、茶色の魔法使い好きだな」と息子。儲けるためかとも思うが、監督が撮影を楽しんでいるのは伝わってくる良質な娯楽映画である。