胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

猪谷靴下

 猪谷靴下を編みました。少し凸凹で大きかったのですが、はき心地は良いです。それに暖かい。 
 猪谷靴下というのは、日本のスキー界の草分け的存在である猪谷六合雄氏が考案した山用の靴下のことです。
ずいぶん前に、美容院で『暮らしの手帖』に紹介された靴下を見て、編みたいと思いましたが、猪谷氏の編み表は暗号のようで、諦めて雑誌を置きました。その頃は仕事が忙しくて、永遠に編み物をやる時間がないように思えたのでした。

 この年末年始、長い休みがあり、何かを作ってみたくなったところ、知り合いの青年が靴下を編んだと写真をFBにUPしていました。「靴下の編み方を教えてくれないか」とお願いしたところ、さっそくわが家に来てくれました。そして、彼の広げたコピーは、『暮らしの手帖』で私が見た編み表だったのです。俄然やる気が出ました。
 1日目は、編み始めから踵までを教えてもらい、2日目は、難解だった踵を教えてもらいました。教えてもらえれば、表や文章の表現もわかります。
 ただ、彼、編み物王子も「最後のメリヤス止めが苦手だ」とおっしゃっていましたが、私もやってみて最後のさいごできれいにできなくて、泣きました。山の家には、20年前に私が編み物に凝っていた時の道具と毛糸のあまり糸が衣装箱いっぱいあります。あまり毛糸で、もう少し小さ目な靴下を編んで、きれいに編めるように練習しましょう。