胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

陶芸家 國吉清尚

陶芸家、國吉清尚の「世紀末の卵」という作品です。

この作家を今日まで知りませんでした。
YouTubeである番組を検索していた時に、日曜美術館の國吉清尚の特集が目に入りました。この陶芸家知らないなと思い、見てみました。
檀ふみが司会の時ですから、古い放送です。2007年のようです。

見ていくと焼き締めの作品。ひと目でいい焼き締めだなと思いました、
焼き締めが好きでした。辻清明の焼き締めが、東京で一番の作家だと私は思い多摩の工房に伺ったのでした。
最近、やわな焼き締めしか見ていなかったので、焼き締めが好きな気持ちを忘れていました。

ずっと見ていくと、この作家は亡くなっていました。
1999年4月11日に焼身自殺しています。


最近、うつ状態の私をなぐさめてくれていたのは、桂枝雀です。
笑っていないから、笑おうと、一番顔の面白そうな落語家を選びました。
少したってから、プロフィールを見たら、自殺していました。鬱だったそうです。

芸を極めていくというのは、魂を絞り出しているのですね。

私など、凡人だと思い知る、焼き締めでした。