胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

狙われたキツネ

 仕事は短縮勤務にしてもらった。ほとんど気ままに用がある時だけ出勤している。
 当たり前だけど、お給料は減る。
 それでも今は時間が必要。
 毎日なるべく買い物をしないという対抗策で暮らしています。
 久しぶりに本を読む時間も出来ました。

 

狙われたキツネ 新装版

狙われたキツネ 新装版

9月に千葉へ帰ったときに近くの古本屋で買いました。
帰りの新幹線で読むものを探していました。
作者も知らない人だったけど、「ノーベル文学賞受賞! 祖国を追われた女性作家」という帯文にひかれて買ってみた。
帰りの新幹線では、ビールを飲んで爆睡。
11月に入って読み始めました。
幻想的な不思議な文体の物語の中に徐々に現実の世界があらわになっていきます。
チャウシェスク独裁政権はそう遠くない昔です。私でもチャウシェスク大統領夫妻が処刑されたというニュースに覚えがあります。
今の日本がひたひたとこの小説のような世界に近づいているようで、怖いものがありました。