胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

ベトナム 3日め

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 3日めはホーチミンへの移動の日である。日本語話すガイドさんが9:45分に迎えに来てくれる。朝ご飯をたっぷり食べてホアンキエム湖まで最後の散歩へ行く。

なんなんだホアンキエム湖! 土曜の朝も歩行者天国になっている。そして繰り広げられる中高年のパフォーマンス。エアロビ、社交ダンス、南米音楽にのってルンバ、太極拳、集団ダンス、カラオケに合唱。教える先生がいるようなので、サークル活動かもしれない。公園なら場所代が無料なのかな。とにかくみんな楽しそうで、踊りの輪に入ってしまいたくなる。

ベトナムの女性はきれいだけれど、たくましいし明るい。あのアメリカに勝った国というのも国民の強さから来ているのか。

ホアンキエム湖にあるゴックソン祠へ行く。入場料30,000ドン。全長2m近い亀の剥製があるという。剥製は1968年に捕獲されたものらしい。でも、2016年にホアンキエム湖に生息していた最後の大亀が死んだとガイドブックに書いてある。シャンハイハナスッポンという種類らしい。剥製はかわいい顔をしている。

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 ゴックソン祠で観光客を気にせず寝ている猫。

 

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 大亀さん。

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 今もどこかで生きていたらいいのに。

 

ホアンキエム湖を1周してホアビンホテルにもどり荷造りをしてロビーで空港まで送ってくれるガイドさんを待つ。

ロビーでは日本人の会社員3人がきれいなベトナム人の通訳と日本語でしゃべっている。ベトナム人の大家族が入ってきた。結婚式でもあるのだろうか。主役の家族のようだ。盛装している。高齢の女性も手を引かれいく。スマホでしゃべる人、なにかを支持する人、にぎやかだ。

ガイドさんと運転手さんが来て、バンに乗り込む。空港に着く間、ガイドさんはずっと運転手さんにしゃべっている。運転手さんはあまり何も言わないので、はじめはガイドさんは電話でしゃべっているのかと思った。まくしたてているというかんじである。ベトナム語だから内容はぜんぜんわからない。

空港に着くとガイドさんがずっと話していたことを謝る。内容を教えるからというので、心の中で「教えなくていいけど」と思ったが、ガイドさんは片言の日本語で説明をはじめる。内容は、「運転手さんは、子どもを田舎の父母にあずけて働いている。奥さんもここで働いている。その子どもはとても恥ずかしい(恥ずかしがり屋で内気ということらしい)。それで、先生たちが心配して病院で検査を受けさせた。異常はなかった」ということらしい。で、ガイドさんとしては、運転手さんに「愛情不足」ということを説教していたらしい。ガイドさんも9歳の娘さんいてピアノを習っている。シングルマザーということだ。子どもたちは夜の9時や10時まで勉強している。「それは塾のこと」と聞くと、塾という言葉がわからなかったみたいで「復習する」と言ったので、塾なのだろう。ベトナムも教育熱心な病にかかりはじめたのか。ベトナムも貧富の差が、都会と田舎の格差がある。ガイドさんもシングルマザーとして子どもを上に行かせるために、愛情とお金を注いで教育しているのだろう。わたしはつい、500,000ドンもチップをあげてしまった。「娘さんになにか買ってあげるように」とお金もちのマダムになった気分だ。

 

さて、ハノイともさようならだ。

道端の売り子さんやお店の人はわたしを「マダム」と言ってくれた。いい響きだ。

ノイバイ空港のからホーチミンまでは2時間。お昼ご飯もでたが、国際線よりしょぼい飛行機で、ビデオは観られなかった。

ホーチミンに着くと暑い。ホテルまでのガイドさん(女性)が迎えに来てくれている。ドンコイ通りのアジアンホテルに連れて行ってくれる。もう夕方になるので、疲れをいやそうと、Facebookで知り合った人の紹介でマッサージに行くことにする。日本人スタッフは休みだったけれど、日本語のできるスタッフが対応してくれる。でも、マッサージをしてくれたのは、若いふっくらした女性で田舎から出てきたような子だった。英語も日本語も話さないで、「ヤー」といって手ぶりでわたしにシャワーを教えてくれたり、横になれという。でも、とても一生懸命マッサージしてくれたし、1時間なにもしゃべらなかったの、とても安らげた。

そのマッサージさんの周りは、日本食レストランが多い。「三陸産」というのぼり旗もあった。観光客が日本レストランにわざわざ来ないと思うので、現地で払たいている人が多いのかもしれない。ホテルに戻るときには外は夜になっている。レタントン通りを歩いていると、通り沿いにマッサージ屋が並んでいるのだが、店の入り口にアオザイを来た若い子たちが並んでいて客を呼び込んでいる。これはなんのマッサージだ。まるでキャバクラのようと思う。

 

夕食はドンコイ通りのフォーの店で食べ、ホテルの部屋でビールを飲んで過ごす。