胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

時代がつくる「狂気」

時代がつくる「狂気」 精神医療と社会 (朝日選書 825)

時代がつくる「狂気」 精神医療と社会 (朝日選書 825)

 魔の金曜日。
 先先々週の金曜日、次男がぜんそくで早退。夫が締め切りで忙しいため、私が病院へ連れていく。
 先々週の金曜日、長男が朝、交通事故にあった。たいしたことはなかったが、病院やら警察に行きバタバタする。メガネ、自転車、制服のズボンもだめになり、買い替える。事故にあうと被害者の方が忙しいとわかる。夫は朝早くから、取材で宮古へ出かけていた。ウニやシュウリ貝や蕎麦饅頭を買って、息子を喜ばせようと帰ってきたら、長男は体が傷だらけで唖然とする。交通事故というより、大乱闘でもしたような有様で、特に前歯が脱臼してそれを直した時の麻酔が切れて歯が痛くて、せっかくのお土産も食べられない長男であった。

 先週の金曜日、午後からの大事な講義、今日こそは出るぞと思ったら、またまた中学校から電話が来る。次男が友達とふざけていたときに頭を押されて、首を痛めたということ。顔色も青いので「病院へ行ってほしい」ということなので、整形外科へ連れていく。結果は、骨に異常がなく筋を痛めただけ。この日も夫は、友人と3日連続山遊びに出かけていないので、私が病院へ連れていく。一緒に講義をとっている学生さんに電話して「嘘のような話だけど、また息子がけがをして」と話す。もう金曜日の講義の単位は諦めた方がいいかもしれない。卒業できるだろうか。

 前置きが長くなったが、病院の待合室で読んでいた本がこの本。精神の障害ということはどういうことなのかつくづく考えてみる。