時代がつくる「狂気」
- 作者: 芹沢一也
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2007/07/10
- メディア: 単行本
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魔の金曜日。
先先々週の金曜日、次男がぜんそくで早退。夫が締め切りで忙しいため、私が病院へ連れていく。
先々週の金曜日、長男が朝、交通事故にあった。たいしたことはなかったが、病院やら警察に行きバタバタする。メガネ、自転車、制服のズボンもだめになり、買い替える。事故にあうと被害者の方が忙しいとわかる。夫は朝早くから、取材で宮古へ出かけていた。ウニやシュウリ貝や蕎麦饅頭を買って、息子を喜ばせようと帰ってきたら、長男は体が傷だらけで唖然とする。交通事故というより、大乱闘でもしたような有様で、特に前歯が脱臼してそれを直した時の麻酔が切れて歯が痛くて、せっかくのお土産も食べられない長男であった。
先週の金曜日、午後からの大事な講義、今日こそは出るぞと思ったら、またまた中学校から電話が来る。次男が友達とふざけていたときに頭を押されて、首を痛めたということ。顔色も青いので「病院へ行ってほしい」ということなので、整形外科へ連れていく。結果は、骨に異常がなく筋を痛めただけ。この日も夫は、友人と3日連続山遊びに出かけていないので、私が病院へ連れていく。一緒に講義をとっている学生さんに電話して「嘘のような話だけど、また息子がけがをして」と話す。もう金曜日の講義の単位は諦めた方がいいかもしれない。卒業できるだろうか。
前置きが長くなったが、病院の待合室で読んでいた本がこの本。精神の障害ということはどういうことなのかつくづく考えてみる。