胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

ルワンダの涙

 

ルワンダの涙 (字幕版)
 

 『shooting dog』2005年の映画。

 去年観た映画だが、私のなかでは一番ショッキング。とくに最後のシーンが頭に残る。学校にツチ族の人々が逃げ込んでいた。そのまわりをツチ族を皆殺しにしようとフツ族の人々が取り囲んでいる。学校には国連や西洋人の神父や教師がいいたので手が出せない。それが西洋人が学校を出たとたん、フツ族が学校になだれ込み虐殺する。怖いのは、軍隊ではなく民間の人たち。なにかにつかれたように。操っているのは指導者たち。また、ラジオで扇動したというマスコミの役割がある。日本でも戦時中の日本のマスコミは戦争へと国民をあおっていた。世界あちこちでいまだに虐殺があり、民間人が手を下すことに人間の怖さがある。日本人もよその国もそれをきちんと反省しないで隠すので、同じことは繰り返す。