胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

映画『けいおん!』

 

 ジブリ以外のアニメは観たことなかったが、Amazonプライムに『けいおん!』があったので、みてみる。アニメおたくの息子から話には聞いていたからね。そうして、あの事件はショックだったらしい。

親としては好きなことを仕事にしていまを生きている若い人たちが亡くなったことは、親の気持ちになってしまう。親より先に死ぬなんて、こうやって突然死ぬなんて悔しさを通り越して憤死してしまいそうだ。

 

映画はたのしく見られた。育ちのいいお嬢さんたち。きょうだいや親とも仲がいい。気持ちの通う友達がいる。かわいいな。大学や社会人になって挫折や苦労もあるかもしれないけれど、この子たちは自己効力感や人とのつながりを信じる気持ちがあるから乗り越えていくだろうなと思った。

 

ロンドンへ行くと決めて、パスポートを持っている高校生というのは、親と海外へバカンスへいく家庭ということなのだろうか。お金は親があっさりだしてくれるのだろうか。わたしのまわりにはほとんどそういう家庭はいないから、現実味が薄い。でも、東京の弟家族をかんがえれば、子どもたち連れてハワイに行って、ハワイで同級生に会ったなんていっていたから、そういう階層の子たちなんだろう。

 

そして、事件をおこした方のことを思う。どんな生活をしていたのだろう。むくわれることもなく苦労していたのか。幸せな子供時代はあったのだろうか。何かになりたくてなれなかった人なのか。何かになりたくてなれなかった場合、ひとはどうやって生きていくのだろう。自分と折り合いがつけられなかったのか。