胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

稲垣えみ子著『寂しい生活』

 

寂しい生活

寂しい生活

 

 まえに『稲垣えみ子の四季の食卓』を読んで、まさに私好みの食事だとよろこんでいたので、この本も読んでみる。まずタイトルがいい。「寂しい生活」。わたしもまわりからみたら「寂しい生活」に見えるかもしれない。でも、「寂しい楽しさ」なのだ。

電気に関しては稲垣えみ子さんを見習いたいけど、できない。

我が家には電子レンジやテレビはない。エアコンや扇風機もない。山の家だけでなく町の家にいるときも暑さに耐える。

でも電気釜は、夫も家事をするので捨てられない。わたしはお櫃にある冷たいご飯を食べてもいいけど、夫は嫌がる。洗濯も洗濯機は便利。

冷蔵庫、これも買い物に40分も車で移動しなくてはいけないので、冷凍庫に肉や魚や畑で作りすぎた野菜などを入れておくために必要だ。ただ、うちの冷蔵庫は小さい。大型ではない。でももう一台、学生の友人が置いていった冷蔵庫がある。これは夏だけビールや糠漬けを入れておくのにコンセントを入れる。寒くなるとコンセントは抜く。ぬか床は台所の甕にいれる。ここは北国なので、締め切った部屋は零下になるので野菜も凍る。電気の入れていない冷蔵庫野に野菜を避難させる。

電気毛布は使ったことがなく湯たんぽ愛好家である。

でも、あこがれは車のない生活である。

都営アパートに住み、毎日の食べるものを買いに行き、歩きか公共交通機関を利用する。田舎はエコなのだろうか。一人一台車を持つ。そうしないと仕事に行けないし、保育園の送迎もできない。バスは廃止になった。車はお金もかかる。そして歩かないので運動不足。東京で歩き回っていた生活が懐かしい。ほんとうに田舎はレジャーで山登りしない限り歩かない。散歩も熊がおおくてできないからだ。

 

お盆を過ぎて寒くなってきた。今朝もストーブをたいた。暖房だけは節約が難しい。できることは、湯たんぽを抱えての早寝。