田中美津著『新 自分で治す「冷え性」』
この本、ずいぶん前に具合悪い時に買いました。
そして、冷え取り靴下を買い、靴下4足の重ね履き、スパッツ、腹巻、腰湯などやりましたよ。湯たんぽも。
大きな病院に働いていた時、肩こり首コリがひどくて鍼など行っていました。
それが突然、あさ起きられなくなった。全身が痛くて動くたびに叫びたくなる。
でも、大事な会議がある。タクシーでがんばって出勤したものの、からだ動かなくなって救急車で病院に運ばれた。勤めていた病院は精神科だから専門の病院に運ばれたわけです。
でも、病名はなし。むちうち状態だとのこと。
わたしはドクターに「冷房のせいでは」と聞いたけど、首をかしげるばかり。
痛み止めだけ渡され、10日ぐらいで動けるようになりました。
そのとき、この本を買って冷え取りに努めたのです。
まわりは「ストレスだ」と言います。
ドクターも「ストレス」だと言います。
わたしも薄々ストレスだとも思いましたが、相談室がキンキンに冷房かけていておばさんにはつらかった。若い人は感じないけれど、わたしはだめだったな。
冷え取りを1年ぐらいやっていたけど、人間わすれっぽい。
調子よくなってくると、靴下の重ね履きはめんどう。冬は2枚、夏は1枚。
山の家に帰ってきて、冬も風邪ひとつひかない。ヨガもやって筋力もついてきた。元気さを過信していた。
それなのに、この夏、具合悪くなった。
腎盂炎になりこじらせた。
田中美津さんによれば、腎は冷えに弱い。
いまは小さな病院に勤務している。
産休の人のかわりで入職した。
その子が復帰したので、せまい相談室にデスクがなくなり、コピー室のすみにデスク2つを棚でしきって、訪問看護スペースをつくった。いわゆる窓際族です。
コピー室に冷房はない。みんな「暑いでしょう」というけれど、冷房ないほうがいい。でも、事務員さんが親切に扇風機を持ってきてくれた。
扇風機もあまり好きではない。でも、一緒に働く看護師さんはとなりのデスクに座って記録を書く。彼は暑がりで至近距離から扇風機をかける。わたしの背中に風があたる。
今回の腎盂炎の原因はこの扇風機のせいと思っています。
もちろん高ストレス状態と冷えが重なるとよくないと思いました。
そしてこの本を探しだし(どこかにあるはずなのに見つからなかった)、また冷え取りをはじめ、下半身重装備で出勤している。
しかしこの本では、「善玉菌の敵は、何といってもコーヒーです」と書いている。
そうわたしは便秘女王でもある。
コーヒーもアルコールも甘いものもだめと書かれている。
いま、ミルクコーヒーを飲みながら、本を読んでいました。
病気になってからアルコールがそれほど飲みたくなくなりましたが、甘いものとコーヒーはやめられない。
でも病気後、コーヒーをブラックで飲めなくなり、牛乳ですごく薄めている。
これって、コーヒーも苦手になっているのではないか。
本には牛乳も飲むな、と書いてある。
コーヒーミルクをやめてほうじ茶で我慢してみようかと思案しているところ。
健康本はいろいろあるけれど、わたしが頼るのはこの本です。
田中美津は、ウーマンリブの闘志。わたしは彼女の「わかってもらおうと思うは乞食(こじき)の心」(だったか)の言葉が好きです。女性の身体を助ける鍼灸師になったというのも現実的でいいなと思う。田中美津の映画『この星は、私の星ではない』も観てみたい。
『この星は、私の星ではない』公式サイト