胡桃の木の下で 

日記ではなく備忘録になっています。忘れっぽくなってきたので。

BOOK 『介護労働を生きる』

介護労働を生きる―公務員ヘルパーから派遣ヘルパーの22年

介護労働を生きる―公務員ヘルパーから派遣ヘルパーの22年

 発売と同時ぐらいに注文して買っていたのだけれど、いろいろやることがあって読めなかった。読んでしまうと頭が今やっていることと違う方向へ行きそうだったからかもしれない。
 でも、金曜の夜にいっきに読んでしまう。介護の仕事に携わったことがある人なら共感する現場の視線で書かれている。介護職の人たちがどんな思いで働いているのかもっと知りたくなった。そして、介護職の人たちがつながって制度やら何やらを変える力はあるのだろうか。何を勉強したらいいのだろう。やはり頭が介護職や貧困のことばかりになってしまった。制度や介護職の歴史のことなども少しまとめたい。
「心理学」に所属しているのだから、「心理学的研究を」と言われるのだけれど、どんどん心理学から気持ちが離れてしまう。
 それにしても、介護の仕事はきつい。一人夜勤の過酷なこと、私にはとてもできないと思う。せめて夜勤は2人でやりたい。政治家も官僚も何もわかっていないと怒っている場合ではないようだ。どうせわかっていないのだから、わかるようにしていくことが必要なのかもしれない。